自由とは思考が生む出すもの
小学生の私に、豊かさについて、自由について、教えてくれた映画です。
ふと思うことがあり、久しぶりに観てみました。
「海の上のピアニスト」は、
豊かさも、
自由も、
外ではなく自分の中にあるのだと気づかせてくれる映画だと思います。
"ピアノが奏でる音楽は無限であるけれど、
鍵盤の数は88と決まっている。
鍵盤が無限にあるから、無限の音楽を奏でることができるのではなく、
弾く人間が無限の音楽を創り出すんだ。"
という感じのセリフがあるのですが、
ここに、小学生ながらもガーンときたことを思い出します。
制限があっても、
縛られていても、
何もなくても、
自分さえ変われば、豊かにも自由にもなれるんだと、気づいた瞬間でした。
例え、環境を変えられなくても、
今いる場所で何ができるかを考えることで、自由になれるんですよね。
自由とは思考が生み出すもの。
有限の中で無限をみる感性について考えさせられます。
素敵ですよね。
これこそが、本当の豊かさなんじゃないかなって思っています。
何が欲しいのかな?
もしも、
都会にいた方が得られるものがあるとするなら、
それはつまり、
都会にいない方が得られるものがあるということ。
もしも、
「これを手放したら、これらを失ってしまう」
というものがあるとするなら、
それはつまり、
「これを手放したら、これらを得られた」
というものがあるということ、だと思うんですよね。
だからこそ、
何を選ぶのか?の前に大事なことは、
何が欲しいのか?ということなんだと思います。
複雑に絡み合ったものの集合体が人生ではあるけれど、
"欲しいものを選んでいく"
自分にできることはいつだって、
シンプルだと思うんですよね。
自分と"場"が一致する瞬間
始まるための始まり
人の集まる場所がいいわけではない
人を癒してくれるのに、
人を寄せ付けない雰囲気がいい。
こういう自然の中が一番ほっとする。
きょうだいの年齢差を活かす遊び
紙と鉛筆で生まれる豊かさ
日記を書くということ
意識しなければ見えないもの
色んな道がある
強いということ
仕事や人生が安定しているときは、
安心してしまって、
いつの間にか守りに入ってしまいます。
その心は、気をつけなければ、
あっという間に黒く重くなります。
何か事が起きたとき、
何か外的要因による変化が起きたとき、
自分が何もしていないから、事が起きたことを、
自分が何もしていないから、対処できなかったことを、
自分は何もしていないのに、
なんでこんな思いをしなければならないんだ!
なんでこんな運命になってしまうんだ!
と、誰かや何かのせいにする心に変わってしまいます。
安心できることは幸せだけれど、
気をつけなければ、
油断し、気を抜き、選択が甘くなります。
いつの間にか、
考えることをしなくなり、
これがいい!という選択ではなく、
これでいい。という選択をしていくようになります。
仕事があることを当たり前に感じ、
「これくらいでいいだろう」という甘えや傲慢のある仕事をし、
関わる人に、「これくらいでいいだろう」という心で生まれたものを届けることになり…
悪循環を生む芽を育てることになります。
安定しているときほど、
色んなことが試されるんだと思います。
安定からくる誘惑に負けない強さを持つことが、強くなるということかなと、
そんなことを思います。